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PEACE Night HIROSHIMA に参加して



PEACE Night HIROSHIMA とはどういった活動ですか?

 

PEACE Night HIROSHIMA…2021年11月27日(土)に平和記念公園で行われた広島市主催のイベント


広島在住の中学生から大学生(被爆3世の世代)が世界に向けて広島の被曝について後世に残すことや、世界中の若い世代に広島で起こったことについて知ってもらいたいという発信をしています。



PEACE Night HIROSHIMAに応募したきっかけ

 

NHKの朝のニュース番組でPEACE Night HIROSHIMAの存在を知り、広島に住むのもあと2年ぐらいかもしれないし、若いうちにこのような活動に積極的にかかわることにより将来自分の子どもにも伝えていくことは重要だと考え応募しました。


「平和への意識」というのは人それぞれだと思いますが、首藤さんの思う平和とは?

 

「平和」=「戦争と戦争の間」という感じがしていて、戦争がなく世界中のみんなが美味しいものを食べることができてきちんと暮らす場所があって、今私の周りにある日常(当たり前の環境)が永久に続く状態を「平和」と考えています。



その「平和」な状態を続けるために首藤さんが個人でできること

 

個人であれば、広島で起きた出来事を知らない他県の人たちに「ヒロシマ」のことを発信し伝えることや、イベントを開いて広島で起こった出来事に興味関心を持ってもらうことができると思います。大学進学後は今より活動がしやすいと思っているので積極的に活動したいと思っており、そのためにいまPEACE Night HIROSHIMAの活動をしている側面もあります。


昨年が第1回のPEACE Night HIROSHIMAでしたが、昨年はどういった活動をしましたか?

 

「バトンをつなぐ」というテーマで、被爆者の方からスタートしそこからどんどん若い世代にサイリウムライトの光でバトンタッチしたり、被爆者の方から聞いた話をもとに動画を作成したり、インスタグラムなどを活用して多くの方に知ってもらう活動を行いました。今年も同様の活動を行う予定です。昨年は広報班としてインスタグラムの活動を中心に行っていましたが、今年は動画制作班として原爆資料館で集めた資料や被爆者の方から実際聞いた体験談をもとに、自分たちが今後こうしていきたいという観点で資料を集めて動画を作成しました。



戦後76年…実際の被爆者が減少していく中、周囲の人の平和への意識はどう映っていますか?

 

祖父母が被爆者という人もおり実際の体験を聞いているので、私の周りで平和の意識が薄れているという感じはあまりしません。ただその一方で学校の平和学習で習って、そこで終わりという人がいるのも事実で、今後そういう流れに進むのには抵抗を感じています。



高校卒業後他県に進んで平和について異なる意識の人たちがいる中、どう共存してどう「ヒロシマ」を伝えていこうと思っていますか?

 

広島は世界で初めて原爆が投下された街であることから、核兵器についての話を前面に出して核廃絶について活動したいと思っています。広島に生まれ育った私だからこそできる活動を積極的に行っていきたいです。将来の夢は平和活動とは全く違うことなのですが、「ヒロシマ」の心を忘れることなく私のできる活動や発信は行っていきたいです。


最後に、この平和活動につながったなぎさでの活動は?

 

私はなぎさに入学する前は人前で話すことが苦手だったのですが、なぎさは自己表現力コンテストなど人前で発表する機会が多く、そのおかげで堂々と人前で話せるようになりました。この経験が間違いなく今の活動につながっており、大学生になってもこういった活動を続けていきたいと思えるようになりました。


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