東京オリンピック開会式に携わって~ガールスカウトの活動を通して~

東京オリンピック開会式に携わるまでの経緯
JOC(日本オリンピック委員会)から、公益社団法人ガールスカウト日本連盟へ東京オリンピック開会式の協力依頼があったようです。そこから一般社団法人ガールスカウト広島県連盟に依頼が下り、私が参加することになりました。最初は「私でいいのかな」とも思いましたが、指名してくださったことは素直に嬉しかったですし、喜んで引き受けました。
ガールスカウトを始めたきっかけ
小学校1年生のときに始めましたが、きっかけは実は覚えていないんです。私が通っていた幼稚園の園長先生が、ボーイスカウトのリーダーをされていたのが影響したのではないかと思っています。ガールスカウトを始めてからは楽しく、やりがいを感じながら12年間活動を続けています。
これまでにガールスカウトとしてきた活動
これまでたくさんの活動を行ってきましたが、学校を通しての活動としては「ユニクロやGUの不要になった服を回収し、恵まれない人たちへ支援する活動」や「熊本豪雨災害復興支援物資の回収」などを行ってきました。その際は多くの生徒や先生方に協力していただき感謝の気持ちでいっぱいです。これらの活動が今回の東京オリンピック開会式参加への依頼につながったのではないかと思っています。
開会式で流れる動画の撮影が終わり、東京オリンピック開会式に携わってどう感じたか
足の揃え方など細かい指示もあり、何度か撮り直しもあったのですが、4年に1回のオリンピック、しかも一生に一度あるかないかの日本で開催するオリンピックということもあり、身の引き締まる思いでした。こういう貴重な機会に携われたことは、純粋に嬉しいです。今回はトルコの国旗を持たせていただいたので、オリンピックのトルコ選手団の方に、日本の国旗にいろいろなメッセージを書いていただいて、トルコへ送る活動をしようと考えています。トルコという国がとても私の中で特別な国になり、東京オリンピックでは日本の次に応援したい国になりました。日本が金メダル、トルコが銀メダルになれば最高ですね。
ガールスカウトの活動は今後も続けていくのか?
もちろん続けたいです。高校を卒業すると「ヤングリーダー」といって、指導や高校生たちが企画する活動をサポートする立場で活動する予定です。自分たちで企画をしながら活動していくのは高校生で最後となります。私は県外の大学を志望しているので、行った先の都道府県のガールスカウト連盟に所属して活動を続けていきたいと思います。

※取材はオリンピックの開会式前に行いました。