
OB・OG Message
卒業生
私の思いを否定せず応援
してくれたなぎさのおかげで
今の私があります。
1.今の職業を目指したきっかけ
幼い頃から「獣医師」になることが夢でしたが、職業の中身を深く考えておらず、高校生の当時は「大好きな動物相手に仕事ができる」くらいにしか考えていなかったかもしれません。学力的にも志望校のボーダーラインに達していたわけではないですが、基本的になぎさでは否定されることがなく、「頑張れ」と応援してもらえていたので、夢を諦めることはありませんでした。だから否定されない環境の中、のびのびと目標に向けて勉強させてもらうことができました。
2.なぎさでの学校生活の経験がいまでも生きていること
私は、中学は別の学校にいて、高校からなぎさに入学しました。中学時代は「してはダメなこと」に縛り付けられた学生時代で、一方でなぎさはとても自由が多かった印象です。髪の毛も服装も、厳しく規則で縛られた記憶はなく、むしろ自由だからこそ自分で考えて、責任を持って行動しなさい、と無意識のうちに教えられていたような気がします。
自由だからこそ自分で考えて、責任をもって行動する、ということが大学よりも早い段階で練習できていたことは、大学に入ってからもあまり苦労はしませんでしたし、社会人になった今も当たり前に責任をもって行動できていることは、なぎさ高校で、ある程度大人から守られた環境で「自由=自分の責任が伴う」ということを意識しながら過ごせたからだと思います。
3.現在に至るまで、努力したこと・一生懸命取り組んだこと
高校時代、古文の授業で「これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」という孔子の言葉を学びましたが、この哲学が私の行動原理になっていると思います。この言葉は大好きな言葉で、今もいろんな方に講義をさせていただく機会に紹介させてもらっています。
この言葉に高校時代に出会い、知ってみる努力、好きになる努力、そして何より楽しむ努力を惜しまないように頑張っているつもりです。
4.これから、なぎさを目指す小学生や中学校へメッセージ
卒業してみた今だからこそわかることですが、卒業して母校を訪ねて、卒業当時と同じ先生が働いている職場は公立高校ではあまりないのではないかと思います。また、私立だからこその校風、個性を認められる環境があるように思います。私はなぎさに入って、自分の個性や強みをはじめて認めてもらって、学校に行くことが楽しくないと思うことがなかった学生時代を始めて過ごせたので、なぎさに本当に感謝しかありません。自分の個性を殺すことなく、自分らしい学生生活が過ごせるなぎさで、苦手を克服だけでなく、得意なことを伸ばせる日々を是非過ごしてみてほしいです。

齊藤ももこさん