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OB・OG Message

人間力の育成

「いのち」に触れる、
なぎさの“生きた”授業。

 

当時13歳だった私は、聞いたことのない「人間」という授業に毎回わくわくしていたことを覚えています。毎回刺激的な内容の授業でしたが、その中でも「いのち」について学んだことは特に印象に残っています。
まだまだ母親になるなんて考えたこともなかった13歳。母親のお腹の中で10か月育って生まれてくるということ、出産するときは痛いということぐらいしかピンときていませんでした。
いのちの学習をする日もきっと聞いたことのあることを学習するのだろう…。そう思っていた私には想像を絶する内容でした。実際の出産シーンが流れるDVDを観たり、10か月間赤ちゃんと繋がっていた本物の胎盤を触ったりする機会があったのです。それはまさに「本物に触れる」というなぎさの教育そのものでした。
あれから何年も過ぎ、そんな私も二人の男の子の母親になりました。妊婦健診で順調に育っていく赤ちゃんを愛おしく思いながら、命の尊さを身近に感じた日々でした。出産が終わり10か月もの間私と赤ちゃんが繋がっていた胎盤を見たとき、元気に生まれてきてくれたことに胸がいっぱいになりました。それと同時に、命の大切さを本物に触れることで教えてくれたなぎさに感謝の気持ちでいっぱいになりました。学生生活だけではなく、卒業してからも、親になってからも「本物に触れる」教育は私の心の中で生きています。

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関内彩夏さん

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